公共交通機関のほとんどないグアムでは、まさに車は生活必需品。
2002年の台風Pongsona(ポンソナ)で多くの車がダメージを受け、政府が車買い替えのための補助金を出してから、グアムを走る車がずいぶん新しくなったようですが、それでもまだ日本では信じられないくらいがんばっている車をよく見かけます。
また、グアムに住むようになってとても驚いた光景のひとつが、写真のようにPick-Up Truck(ピックアップ・トラック)の荷台にたくさんの人を乗せて走っている様子。どんなに陽射しが強くても、雨に打たれようとも、まったく意にも介していないよう。写真のトラックの荷台なんて、誰かがすぐにぽろっと落ちてしまいそうで、見ているこちらの方がハラハラしてしまいそう…。
ところで最近、トロリーバスや観光バスだけでなく、レンタカーやバイク、スクーターを借りて、ご自分で動かれる観光客の方を多く見かけるようになりました。特に2年前に比べてスクーターに乗る方がとても増えているような…。
そこでグアムの道について少しお話したいと思います。
基本的にグアムの道路はアスファルトにサンゴが混ぜてあるため、とても滑りやすい上に、耐久性がそれほど強くないのか、穴ぼこがあいていたり、水はけがとても悪かったりします。また、特に雨季はお天気がころころと変わること、また本当に雨が降っているところと振っていないところの境目があるくらい、場所によってお天気が違うため、さっきまで晴れていても急に雨が降ったり、道路が渇いていると思ったら、突然濡れていたりします。そのため日本で運転するより、ブレーキをかけるときは少し余裕をもっていただいたほうがいいと思います。また、意外と急で長い坂道もあるので、思っている以上にブレーキがききにくいこともあります。
私が特に怖いと思うのは、大雨が降っている、もしくは降った後のAlupang Beach(アルパン・ビーチ)沿いの1号線(タムニングとアガーニャの間)です。ここは片側3車線、あわせて6車線のグアムでは比較的広い道で信号も少ないため、スピードを出す方がとても多いのですが、この道の左右一番端の車線の水はけが非常に悪く、ほとんど1車線分浸水していることがあり、かなりハンドルを取られます。また水量の多い道を飛ばす車が多いので、前の車の跳ね上げる水しぶきで突然フロントガラスが覆われて一瞬視界が悪くなることもあります。
また、グアムではウィンカーを出さないで運転される方がとても多い気がします(もちろんグアムでも違反です)。ガイドブックなどでご存知の方も多いかと思いますが、グアムの多くの道に中央車線といって、両方向車線の間に、左折やUターンをするようなときに入るための黄色い点線で縁取られた場所があります。そのため突然この車線に入るために左折をしたり、また建物の敷地に入るために右折する車が多く、ウィンカーが出ていないのでびっくりすることがよくあります。
ですから、日ごろから心がけていただきたいのですが、雨の日に運転される場合は特に注意をして、車間距離を十分に取るようにしてくださいね。
なんて、ずいぶん脅かしてしまったかもしれませんが、グアム政府は総工費約1億9200万ドル(約180億円)をかけて今年の2月から大々的にグアム中の道路の整備を始めていて、 第1段階としてYigo(ジーゴ)、Dededo(デデド)、Tamuning(タムニング)、Hagåtña(アガーニャ)、Asan(アサン)、Piti(ピティ)、Santa Rita(サンタ・リタ)のレーンや交差点、停止線などがわかりやすくなりました。また今後330日をかけて第2段階の工事が始まり、Mangilao(マンギラオ)、Dededo(デデド)、Tamuning(タムニング)、Agat(アガット)、Santa Rita(サンタ・リタ)、Umatac(ウマタック)への道が走行しやすくなる予定です。
いずれにしても、安全運転で、グアムでのドライブを楽しんでくださいね♪
0 件のコメント:
コメントを投稿